2015年02月16日

「完全な『パクリ』レポート」を作成せよ──大阪市大の課題、その狙い 常識や先入観を逆手に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150216-00000050-zdn_n-sci

(2015年2月16日午後9時55分)

この課題、著作権法上の問題をどう解決してるのか気になります。

結論としては多分、解決はしてないんだろうと思う。

インターネット上の意見であっても、表現者の思想や感情が表現されていれば著作物になる。

レポート作成者の学生が他人の著作物を使おうとすれば、著作権者から許諾を得るか、「引用」にあたるかのどちらかだろう。
けど、このレポート、記事によれば『「自分で独自に執筆した文章を一字一句たりとも交えてはならない」のがルール』とまで書かれている。
そうすると、利用者の表現があるわけではなく、引用の1要件と考えられている「主従関係」を充たすとは考えにくいんではなかろうか…

ただ、最近の知財高裁の裁判例の中には、旧法下の最高裁の考えに捉われず、現32条の要件にしたがって判断しているものもある。

これについて裁判になった場合、裁判所がどう判断するのか気になるが、このレポートを問題視する著作権者は多分いないだろうとも思う。

思うがままに書いただけなので、旧法の最高裁判例と現法下での知財高裁の判決について検討する機会があれば…

コメントする

名前
URL
 
  絵文字